ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.401 ストレス対処法 逆恨み常習者による被害

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No.】 401

【ストレッサー】 逆恨み常習者による被害

【内容】    家出をした原因が近所の人たちのせいだと逆恨みした父が、深夜に大騒ぎしての安眠妨害行為に心を痛める

【分類】    E 身近な出来事

【効果】   ★

【対処法】  もう誰にも暴走する父を止めることはできなかったようで、警察を呼んでもらうしかないと思う以外に他に手の打ちようがない

【ストレッサー型】 6 ムカムカ関係誤解型

 

【解説】父の家から家出して5年くらいが経った頃、父の家の隣に住んでいる奥さんから母に電話がありました。父は夜になると外に出て、近所中に大声で怒鳴り散らす迷惑行為を繰り返していたそうでした。小生たちが家出したのは、近所の人たちが支援したと逆恨みをしていたようでした。深夜に及ぶ時は、安眠の妨害になるので警察に何度も通報していたそうでした。

 

 逆恨みとは2種類あるそうで、良く思っていない相手から恨まれることがあります。もう一つは、良かれと思ったアドバイスが、批判と勘違いされて逆に恨まれてしまうことがあります。逆恨みをする人は、父の例を見ると、恐らく一生逆恨みを続けるのではないのかなと思ったような気がします。

 

 小生の父はプライドがとても高くて、自分のミスや誤りを気づいていなかったのかもしれませんが、自分が悪いはずがないと正当化していました。他人の気持ちがわからないのか、自己中心的で、常に自分のことしか考えておりませんでした。他人に謝罪した姿を一度も見たことがありませんでした

 

 人が整列して並んでいるところに割り込んで、他人から咎められると、その人の後をつけてストーカー行為を働いて、自宅を特定すると何か嫌がらせ行為をしていました。自分の思い通りにならないと、相手を絶対に許せないと、恨みを晴らそうと考えていたみたいでした。

 

 そして、相手を不利な状況に追い込んで、自分が常に優位な立場で物事を進めたいようで、何かとマウントを取る行為をしていました。ひとつのことに変なこだわりがあって、頑固で執念深かったです。父との体験を元に、その後の人生で同様な行為をする人たちへの対処をしてきたような気がします。

 

夜になると父が外に出て怒鳴り散らすので、若い人たちはみんな出て行ってしまった!?

 

逆恨みをする人への対処法

 

第1段階 思い込みや勘違いの誤解を解く


 黙っていると、誤解を持たれたままになるので、放置しても何の解決にもなりません。経緯と事情を丁寧に説明をして誤解を解きます。お互いに感情的にはならず冷静になることを心がけます。特に言葉の意味の取違いがあって誤解を生むことに気づくことが多々あります。

 

第2段階 味方になってくれる人に相談する


 ひとりでクヨクヨして悩まずに、味方になってくれる同僚や上司に相談します。その人から逆恨みをしている本人に伝えてもらう手があります。我が家では、自分で解決できなかった場合は、まず母に相談していました。

 

第3段階 団体行動を心がける


 ふだんから逆恨みをする人は、団体行動ができないという短所があります。周囲の人からは誰からも好かれません。必ず、相手がひとりでいる時に狙ってきます。会社では、いつも気の合う仲の良い人たちと団体行動を心がけるようにします。そうすることによって、逆恨みをする人がさらに孤立化していきます。我が家では、母と弟と常に組んで行動していましたが、父にはあまり効果がなかったかもしれませんでした。

 

第4段階 強行姿勢を示す


 そこまでしても、逆恨みが収まらない時は、完全に相手になめられてしまっているので、強気な態度を示してみるのもいいかもしれません。会社では、上司に相談してもダメな時は、さらに上司の上司に相談してみる方法があります。あるいは人事部や総務部に相談する方法もあります。

 

 かつて、逆恨み癖のあるパワハラ部長が原因で、3人も部下が退職してしまいました。直属の役員に相談しないで、総務人事部にいきなり相談したら、直属の役員から順番が違うと、お叱りを受けた経験がありました。社内では相談する順番を考えないといけないかもしれません。

 

 家庭内では、小生が高校1年生の時に、とうとう堪忍袋の緒が切れて、父と大喧嘩になりました。その後は、お互いに口を聞かない一触即発の状態が続きました

 

第5段階 距離を置く


 それでも聞く耳を持たなければ、できるだけ関わらずに、仕事で差しさわりのない程度での会話にとどめるようにします。しかし、実際問題として、そこまで会社内で大問題になって無事でいられることはないと思います。パワハラ部長の場合は、退職処分になりました。

 

 我が家では、父とそのまま暮らしていると、何かきっと事件が起こるような気がしたので、父とは違う人生を歩んだ方が一番安全と考えて、小生が18歳の時に家を出ました。母と弟も時間差で家を出ることになり、父はひとりで暮らすことになりました。

 

 結局、逆恨みに巻き込まれてしまうと、迷惑極まりない行為になってしまいます。万一、怨恨となって事件になりそうな危険を感じた時には、最寄りの警察署に相談するのが、事件の未然防止に繋がる可能性があります

 

 ところが、父に関してさらなる深刻な問題が発生して、父の家から半径200メートルに住んでいた若者たちは、全員街を捨てて他の地域で過ごすことになったようでした。また、新たにこの地域に引っ越してくる若者が誰もいなかったと小生が知ったのは、それから25年以上後のことでした。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。