【No.】 76
【ストレッサー】 目標と現実のギャップ
【内容】 目標に対して現実とのギャップの大きさにガッカリしてしまう
【分類】 E 身近な出来事
【効果】 ★★★★
【対処法】 「SMARTの法則」を使って、5つの要素を意識して目標設定や管理ができれば、達成可能な目標に近づくと考えてみる
【ストレッサー型】 2 オドオド自信喪失型
【解説】 目標に対して現実の状況があまりにも離れすぎていてどうしたらいいのか悩むことがあります。そのギャップが大きければ大きいほどストレスも大きくなります。大きな目標に向かって計画を立ててもうまくいかずに計画倒れに終わることがしばしばあり、気分も滅入ってしまいます。そもそも、目標と現実の大きなギャップが生じる原因を考えてみると、概ね下記の5つの問題点が考えられます。
①目標が高すぎる
②目標が抽象的
③他人の協力が必要
④実力が伴っていない
⑤期間が短すぎる
これらの問題点を解消して目標を立てる時に役に立つのが「SMARTの法則」というのがあります。下記の5つの要素を意識して目標設定や管理ができれば、達成可能な目標に近づきます。
❶Specific(具体性)を持った目標で、「②目標が抽象的」という問題を解消する
例:Excel操作の優秀な社員を育てる👉ExcelのMOSエキスパート資格者を育てる
❷Measurable(計量できる)目標で、数値化することで「④実力が伴っていない」という問題を解消する
例:できるだけ歩くことを心がける👉1日7000歩を目標にする
❸Achievable(達成可能性のある)目標で、「①目標が高すぎる」という問題を解消する
👉理想は理解しつつ自分の実力を知った上で、スモールステップで達成可能性のある目標を立てる
❹Relevant(関連性のある)目標設定理由と達成後の状況を考え、自分ひとりだけでなく「③他人の協力が必要」ということに気づき問題を解消する
👉モチベーションアップにつながる
❺Time-bound(期限のある)目標で、「⑤期間が短すぎる」という問題を解消する
👉期限があれば集中して目標に取り組むことが可能になる
「SMARTの法則」の実施効果として下記の3点があります。
⑴評価がしやすくなる(❶Specific、❷Measurable)
👉実績は誰の目にも分かりやすく可視化される
⑵モチベーションがアップ(❸Achievable、❹Relevant)
👉レベルアップしていることが実感できて満足感が高まる
⑶業務遂行の効率が向上する(❺Time-bound)
👉期限に向かって行動力がアップして全体的に能力が高まる