【No.】 85
【ストレッサー】 文系進学の後悔
【内容】 本当は理系だったのに、大学は文系に入ってしまったことをずっと後悔している
【分類】 E 身近な出来事
【効果】 ★★
【対処法】 「理系に進んでいたら、きっと文系の大学に進めばよかったと後悔している」と想像してみる
【ストレッサー型】 3 クヨクヨ過去悔恨型
【解説】 高校入学時は自分は理系に進学するものだとばかり思っていました。国語が大の苦手でどのように勉強したらいいのかわからなかったからです。「苦手科目で文系理系の選択をする」という、やってはいけないことをしていたということに気づきました。
高校1年の時は、好きだった地理に関して、中学で学んだ地域ごとの「世界地誌」ではなく、「系統地理」という地域に関係なく学ぶ地理に幻滅しました。高校2年の時は、物理が全然ダメでした。このことが自分の運命を変えるとはその時は夢にも思いませんでした。
高校3年の時は数学Ⅲを履修し、まだ理系の大学を受験するつもりだったのですが、模擬試験を何回か受けてみたら、理系科目よりも文系科目の方が成績がよいという皮肉な結果もあって心が揺らぎ始めました。
そして、運命を決めたのが、志望していた理系のとある学部では、物理と化学が必須ということを知ったのでした。高校が放任主義で受験指導を全然してくれませんでした。もう秋になっており、時すでに遅しで文系を選択することになりました。
そんな訳で、大学の4年間は本来自分の勉強したいことではなかったこともあり、勉強よりも自分の人生に役に立つようなことに熱中していたような気がします。もちろん、定期試験が年に1回、1月下旬から始まったので、そのための勉強を元日から1カ月間するくらいのことはしました。他の時期は学費を自分で稼がなければならなかったので、アルバイトに精を出して過ごしていました。
幸運なことに、大学を無事卒業することができて就職しました。しかし、しばらくは深層心理で理系大学受験があり、受験勉強をしていつも不合格に終わる夢を見て、しょっちゅう、うなされて苦しんでおりました。さすがに30代になってからは、仕事が面白くなったのと、大学受験に合格する学力がなくなったことに気づいてからは、そのような夢をもう見ることはなくなりました。
現在は、「自分が理系に進んでいたらどうなっていたのだろうか?」、今の自分はパラレルワールドの裏の自分なのではないだろうかと思い込んでしまうことが時々あります。
あまりにも長期間、選択肢に悩み続けると、一生の悩みになってしまうと実感した次第です。
【余談】 文系と理系で後悔しない方法
今となっては手遅れですが、大学受験がこれからの人には、将来就きたい職業で考えるとか、自分の好きな科目で考える方法がよろしいようです。そして、やってはいけないこととして、下記の4点があるそうです。
①苦手科目から逃げるような消極的な選択をする
②得意科目が多いという理由で安易な選択をする
③学友など周囲の状況に流されて選択する
④文系から理系への変更
小生の場合は、「②得意科目が多いという理由で安易な選択をする」に該当しました。得意科目と言っても本当に好きなのではなく、大学受験のための義務感で勉強していたので、その科目を将来活かそうなどとは微塵も思っていなかったです。
また、小生は理系から文系への変更でしたが、国語が苦手だったため、それほど受験は甘くはなかったです。まして、「④文系から理系への変更」は数学のことを考えると大変な苦労をするのではないでしょうか?
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