【No.】 87
【ストレッサー】 支配欲の強すぎる人
【内容】 その人はいつも自分が中心にいて優越感に浸りたいと思っており、支配的な言動にうんざりしてしまう
【分類】 B 人間関係
【効果】 ★★★★
【対処法】 その人の発言や態度に過剰に反応しないで受け流し、できるだけ関わらないようにする
【ストレッサー型】 6 ムカムカ関係誤解型
【解説】 支配欲の強い人とは、自分のいる場を自分中心で支配したいと考えている人です。約1年前に隣の部署にいた人の例を思う浮かべます。例えば、プレゼン発表会があると、最後の質問コーナーを自分のものとして支配するようなことをし、全員に対して質問や意見をしないと気がすまないみたいです。ひとりで5個も6個も質問して他の人に質問させないような行動を取り、行儀が悪くて見ていて不愉快な気持ちになります。
そもそも支配欲とは、相手を自分の意のままに動かすために、自分の勢力下に操ろうとして相手の行動や考えを縛ることです。一方、操られたり縛られてしまう人には当然反発心が起きるので、それが強いストレスとなって感じるようになります。
支配欲の強い人の特徴
①自分が気分よく過ごせることを優先して、自分中心で優位に立とうとする
リーダーに昇進して人を使う側になると、人を支配する楽しさを感じて優越感を抱いてしまい、その方が自分に有利であるということを知ってしまうようです。
②自分の意見や考えが常に正しいと思っているようで、自分の思い通りに相手に従わせようとしたがる
本人は正しいことをしているつもりなので、他の人に迷惑をかけている自覚がないため困ったことが起こりがちで、周囲は迷惑な状況に追い込まれます。そして、自分の指図通りに人が動かないと、イライラした態度や感情的になったり、モラハラやパワハラに発展することもあります。
③「自分ほど優れた人間はいない」と思い込んでいるようで、プライドも人一倍高く発言に自信を持っていて強気です。
本人は無意識でも言葉が命令口調になりがちで、実際のところ発言に中身がなく、自分でお手本を示すことができない人もおり、必ずしも優れた人間だとは限らないこともあります。自分以外の人たちは皆劣っているのだから、自分に従って当然という態度に出られると最悪です。
④自分の事は棚にあげて優秀な人には嫉妬深い
自分のコンプレックスを埋めるための腹いせに、おとなしい人をターゲットにしてマウントを取って、人間関係に上下をつけることで優越感に浸って安心感を得ようとします。
このような支配欲の塊のような人がいると、周囲の人たちは態度や発言に過剰に反応せず受け流すことが多くなります。対立や口論を避けるために、できるだけ深く関わらないように距離を置く人が増えていきます。そう考えると、あいさつと事務的に必要な範囲のみに接触するのが得策のようです。
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