【No.】 184
【ストレッサー】 足組の危険性を知り愕然!?
【内容】 膝が痛くて整形外科で変形性膝関節症と診断され、先生より足組が原因かもしれないと言われて愕然とする
【分類】 E 身近な出来事
【効果】 ★★★
【対処法】 足組の危険性を認識した上で、足組をしないように座布団を敷いたり、疲れたら適度に離席して軽いストレッチをしてみる
【ストレッサー型】 7 生理現象等その他
【解説】 5年ぐらい前までは、椅子に座っている時は、足組をしておりました。ところが、右膝が痛みだして整形外科に行ったところ、変形性膝関節症と診断されました。左膝は何でもなかったのですが、先生より足組が原因かもしれないと言われました。その後、右膝にヒアルロン酸注射を40回ほどして何とか痛みが治まりました。
なぜ足組をしていたのかなと考えることがありました。 椅子に座って長く仕事をしていると、お尻が痛くなってくるものです。その痛みを少しでも軽くするために、右足を左足の上に組むことで、右側のお尻が浮いて背もたれに寄りかかると楽になるのかなと思いました。
長年足組をしていると骨盤に歪みが生じているそうです。そして、足を組まないと居心地が悪いような状態になっていると、骨盤周辺の筋肉が大きくねじれて骨盤の歪みとともに腰痛の原因になるようです。膝痛は治まったものの今度は腰痛に悩まされています。
さらに、地面との接点が左足だけなので、上半身も正しい姿勢を保つことができずに、前傾させて猫背になりがちで、肩こりの原因にもなります。足組を止めた現在でも、月に1回整形外科に腰痛のため通院しています。
それと、小生には症状が出ていませんが、骨盤周辺の筋肉の緊張によって血流の悪化が冷え性の原因にもなるそうです。さらに、骨盤の下側の筋肉である骨盤底筋の働きが弱くなると、尿漏れが起こる人もいるそうです。そこまでひどくなる前に足組をやめることができたのはよかったかもしれません。
足組防止の対処法
❶長時間座っているとお尻が痛くなって足組をしていたので、座布団などのクッションを敷いて左右均等に体重をかけて座るようにする
❷椅子にはお尻が背もたれにあたるように深く座り、足の裏が床にしっかり安定させた上で、背中が軽く背もたれに触れる姿勢を維持する
❸長時間座って疲れたら、適度に離席をして休憩を取る
❹腰回りの筋肉をほぐす腰回しなどの軽いストレッチを適度にする
足組の危険性については、今まで誰も教えてくれませんでした。ほとんどの人は、何か症状が出てから足組の危険性を知るのではないでしょうか。もっと学校や職場や病院などで周知をした方がいいのかなと思いました。
しかし、煙草も全員が肺がんになる訳ではないのと同様に、足組をしたからといって全員が病気になる訳ではありません。ただ、足組にはそういうリスクがあることをあらかじめ知っておいた方がいいのかなと思いました。
いつもお読みいただきありがとうございます。
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