【No.】 289
【ストレッサー】 油断大敵と思えるシーン
【内容】 油断をして優勝を逃したシーンを見て、若い頃にゴール直前に油断をして大失敗したことを思い出してしまう
【分類】 E 身近な出来事
【効果】 ★★★
【対処法】 ウサギとカメの童話を思い出し、二度と同じようなことを繰り返さないと反省し、ゴールを過ぎてから気を抜くようにする
【ストレッサー型】 3 クヨクヨ過去悔恨型
【解説】 報道番組で知ったのですが、10月2日に中国で行われた、ローラースケートアジア大会の男子スピード・3000メートルリレーで、ゴール直前にトップだった韓国選手が勝利を確信して両手を上げてガッツポーズをした瞬間、左足を伸ばした台湾選手に100分の1秒差で逆転されて、油断をして優勝を逃してしまい2位になりました。
その韓国選手は優勝を確信していたようで、国旗を振って喜びを表現していましたが、着順の結果が競技場に表示されると、泣きながら競技場を出たということでした。もし、金メダルを獲得していたら、チームメート全員が兵役義務の免除だったそうで、その代償は非常に大きかったということでした。
「最も恥ずかしい銀メダル」と韓国メディアでは猛批判されてしまったようです。最後まで全力を尽くしたという前提があれば、たとえ2位でも賞賛される結果だったはずが、最後まで最善を尽くすスポーツ精神を忘れてしまったということです。
今まで同じようなシーンを、競走競技や格闘技などで何度か見てきたような気がしましたが、油断禁物とか油断大敵という言葉の意味を、今回もまざまざと見せつけられた結果となりました。
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日本では、油断大敵を戒めるような、「ウサギとカメ」というイソップ童話が有名です。小生が若い頃に「ウサギとカメ」のウサギになってしまった、苦い経験を思い出してしまいました。
それは高校3年生の大学入試で起こりました。その頃の我が家の経済事情から、とても私立大学に通えるような状況ではありませんでした。国公立大学1本で受験を考えていました。
志望大学の模擬試験はA判定でまずまずで、センター試験(1次試験)も予想以上の結果でした。センター試験で精魂尽き果ててしまったこともありますが、2次試験まで1カ月半くらい間がありました。慢心があったのか、受験勉強をほとんどしない日々が続きました。
そして、2次試験は学力が落ちてしまったのかもしれませんが、従来とは試験問題の傾向がガラリと変わってしまったような気がして、全く歯が立ちませんでした。結果は不合格となり、浪人生活を送ることになってしまいました。
2次試験前にしっかり勉強をしていたら、合格したかどうかはわかりませんが、悔いの残る結果になりました。予備校に行けるような経済状況ではなく、宅浪の日々を送ることになりました。そして、家を出て全寮制のアルバイトをしながら、予備校に通うことを考え、もう、同じ過ちは2度としたくないと心に誓ったのでした。
いつもお読みいただきありがとうございます。
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