ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.374 ストレス対処法 初詣の経験が全くない

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No.】 374

【ストレッサー】 初詣の経験が全くない

【内容】    少年時代に恵まれない家庭に育ち、初詣に行く機会を失い、以降も諸般の事情で初詣には行ってないと思い出す

【分類】    E 身近な出来事

【効果】   ★★★

【対処法】  宗教的には中立の立場であるが、宗教の垣根を超えても、お祈りをする心は大切だと思う

【ストレッサー型】 3 クヨクヨ過去悔恨型

 

【解説】新年になると、初詣に行く人たちで神社に人が溢れ、最近はずっと明治神宮が1位、成田山新勝寺が2位、川崎大師が3位とほぼ順位が定着しているようです。(コロナ禍前の情報) 子どもの頃は、鶴岡八幡宮や川崎大師が1位を取った年もありました

 

 明治神宮明治天皇が祀られており、1920年大正9年の創建で、戦時中に空襲で焼けて1958年に再建されたそうです。歴史の浅い神社ですが、1980年以降首都東京という交通の利便性のよさと目覚ましい発展から、参拝客が多く訪れるようになったとのことです。

 

 それ以前は、鎌倉時代から由緒のある鶴岡八幡宮や、弘法大師に縁のある川崎大師などの歴史がある神社が、人気があったということのようです。ここ50年くらいに日本人の意識の変化があったということが、初詣にもあるというのは興味深い話だと思いました。

 

 さて、個人的な話になりますが、小生は未だに初詣に行った経験がありません。父は初詣に行って知人や親戚たちに電話で、初詣に行ったんだぞと自慢をするような人でした。誘われることはありましたが、電車の子ども運賃を払ってくれないので同伴は極力避けていました

 

 当時は改札に駅員が立っており、切符に鋏を入れていました。父は自分ひとりでとっとと中に入ってしまい、置いてきぼりにされた小生は、いつも他の乗客の後ろについて、その人の同乗者のふりをして入場を強いられていました。出る時も父のすぐ後につくことを許されずに同様のことを強いられました。

 

 母は、毎日お経を唱える宗教の熱心な信者でしたので、初詣には行きませんでした。そんな訳で、未成年の時は初詣に行く機会はありませんでした。父は母の宗教に熱心な態度に辞めろと言うこともありました。月1回程度、信者同士の座談会に参加しているのは父には内緒でした。その頃、小生は小学校で信教の自由は憲法で保証されていると学んでおりました。

 

 母の話だと、父も結婚前は同じ宗教の信者として、座談会に参加していたということでした。結婚が決まってから、父は勝手に退会してしまったようです。結婚相手を探しに宗教の信者と偽って入会し、目的を達成すると退会するという姑息な男だと子ども心にも感じていました。

 
 大人になってから結婚しましたが、妻は敬虔なカトリック信者です。母は小生が乳児の頃に洗礼を受けたと言って、母の信じている宗教に参加させたいという気が見え見えでした。一方、妻は妻で、日曜日のミサに小生も同伴することがあり、信者にさせようとしていました。ふたりの板挟みになりましたが、宗教的に中立という立場を宣言して、何とかしのいでおりました。

 

宗教に関わらず、お祈りする心は大切にしたいものです。

 

 初詣には行きませんが、小生は神社とか寺院の歴史のある建造物を見るのが好きで、とりわけ、京都や奈良に行くのが好きです。12年前には妻と奈良県に行きましたが、談山神社室生寺長谷寺に行った時は、妻も宗教こそ違いますが、小生とともにしっかりとお祈りの心を持って拝観しておりました。

 

 また、7年前には長崎県に妻と5日間旅行に行きましたが、長崎市内にある大きなカトリック教会の大浦天主堂浦上天主堂の2か所を巡りました。妻のこの上ないような喜びの表情を見ながら、教会の中に入って妻の隣に座っていっしょにお祈りをしている自分がおりました。宗教の垣根を超えても、お祈りをする心は大切だと思った次第です。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。