【No.】 335
【ストレッサー】 他人との比較で侮辱される
【内容】 他人といろいろと比較されてディスられると、非常に腹立たしい気分になってしまう
【分類】 B 人間関係
【効果】 ★★★
【対処法】 相手に比較される者の気持ちを理解してもらい、「私は未熟な人間です!」と言っているのと同じということを知ってもらう
【ストレッサー型】 6 ムカムカ関係誤解型
【解説】 小生は子どもの頃からは、他人のことはあまり気にせずに、自由に生きてきたような気がします。ところが、何人かが、他人と小生を比較する者がおり、大変悩まされました。その筆頭格の人物は父でした。
テレビなどで優秀な子どもが紹介されたりすると、「すごい」とか言ってほめたたえ、「お前も見倣えや」と言って小生をバカにした態度を示しました。父にもできないことはわかっていましたが、自分のことを棚に上げて、何を言っているのだという気持ちでいっぱいでした。
ある時、知り合いの息子さんが、某有名国立大学に合格した時は、お祝いの言葉を述べるのはいいにしても、うちのせがれにも見習わせたいと余計なことを言っていました。常に他人と小生を比較して傷つける発言をしていました。
母は「他人は他人、自分は自分だよ」と言っていつも慰めてくれました。しかし、小生は既にそのように思っているのに、それを邪魔をする人物が目の前にいると言いたかったのを必死に堪えていました。
母の言い訳としては、父は農村の人々の目を常に意識して、兄弟や近所の子どもたちと比較されて育ったので、習慣的に身についてしまったと言っていました。
しかし、他人と比較する以前に、父は自分自身のことを自己理解していないというのは、子ども心にわかっており、全く説得力がありませんでした。さらに、他人と比較することで、小生の人格や個性を無視した行為だと全く理解していないようでした。
父とは別離して小生を他人と比較してけなす人がいなくなって、ほっとしたのも束の間でした。今度は妻が、大金持ちの友人の旦那と小生を比較してディスってきました。恐らく、負けず嫌いなのに自分自身に自信がなかったので、そのような言動になったのかなと、今振り返るとそんな気がします。
その大金持ちの旦那は小生よりも30歳ぐらい年上で、会社を定年退職をして退職金がたくさん入ったとのことでした。そして、妻の友人がお金を半分もらったことで、羨ましく思ってネガティブな感情が沸き起こり、小生に不満を言ったことが後でわかりました。
しばらくは、他の男性と小生を比較することが続きました。逆に、他の女性と妻を比較すると、妻が怒り出すので、比較される者の気持ちを理解させる行動に出ました。あるいは、言われても無視してその場から去ることをしました。
さらに、他人と比較して人を侮辱する人は、「私は未熟な人間です!」と言っているのと同じですよと教えてあげたら、効果があったみたいでした。他人と比較する言動はピタリと止まりました。
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