ストレス解消法のブログ

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No.345 ストレス対処法 涙が枯れてしまったかも?

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No.】 345

【ストレッサー】 涙が枯れてしまったかも?

【内容】    少年時代に一生分の涙を流してしまったような気がしており、大人になってから泣くことができなくなったみたい

【分類】    B 人間関係

【効果】   ★★★

【対処法】  たったひとりではあるが、その人のために泣けるという人が見つかって安堵感を得る

【ストレッサー型】 4 モンモン未来不安型

 

【解説】父親のせいで少年時代にずいぶん泣かされました。今振り返ると、何だか一生分の涙を流してしまったような気がします。悲しみや苦しみ、辛さや悔しさの数々は、数えた訳ではありませんが、母が堪えきれなくなって毎日のように泣いており、結構壮絶な体験をしてしまったのかもしれません。

 

 実を言うと、18歳の時に家出をして、父と離れて別々の人生を歩みだしてから、小生は一度も泣いたことがないのです。もちろん、悲しみや辛さや苦しみに襲われることはありましたが、子どもの頃と比較したら、全然へっちゃらのように感じました。

 

 大人になってから、一番悲しかったことは、今から20年くらい前に祖母が亡くなったことだと思います。葬式の最後に、棺の中の祖母と最後のお別れの瞬間、子どもたちである母や叔父たちはみんな涙を流して、嗚咽を漏らして悲しんでおりました。そんな中、小生と弟は涙を流すこともなく、ただ見ているだけというのが、自分ながら嫌でたまりませんでした。

 

 そう言えば、父は人前で涙を流したことがないことを思い出しました。いっしょに生活していた18年間で、父の泣いた顔を一度も見たことがありませんでした。小生も弟も父の影響とか遺伝なのかなと思ったりしましたが、少年時代はふたりとも泣いておりましたので、影響を受けているかどうかは何とも言えません。

 

 老人ホームに入っている母が亡くなる時のことを考えたら、その時に本当に涙が出せるのか考えると、何とも言えません。母のことは好きですが、潜在意識の中では、父と結婚した母のことをよくは思っていない自分がいます。

 

 たぶん、泣かないような気がします。弟はどうでしょうか? 現在の価値観だと、父は虐待で逮捕されて当然ですが、母もいっしょに逮捕されてしまう内容だったと思います。子どもの頃に受けた心の傷はまだ癒えてはいません。とは言え、人が亡くなっても涙を流せない、心の冷たい人間になってしまったのではないだろうかと悩んでしまいました。

 

泣かなければならない場面で涙が出てきませんでした。

 

 あくびをした時に、涙がポロリと浮かぶことがあるので、涙腺は枯れてはいないようです。「悲しくて辛くて本当に涙を流せる人がいるのかな?と考えた矢先、たったひとりだけ目の前にいました

 

 もしも妻に先立たれたら、人目も憚らずに涙を流している自分の姿が想像できました。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。