【No.】 382
【ストレッサー】 テレビゲーム三昧の日々
【内容】 子どもの頃ゲームをやらせてもらえなかったので、ゲームに熱中して徹夜をし、生活リズムが大幅に乱れてしまう
【分類】 F 生活リズム
【効果】 ★★★
【対処法】 このような習慣は、就職をすれば自然と治ると思うし、徹夜でゲームでは仕事で身体が持たないだろうと考えてみる
【ストレッサー型】 4 モンモン未来不安型
【解説】今で言うところのブラック企業を辞めてから、母の実家の近くにアパートを借りて、昼と夜の食事を実家で取っておりました。貯金も3カ月分くらいの生活費しかなく、できるだけ節約しなければなりませんでした。ハローワークに失業保険の申請をすることを知りませんでした。
どんなに大きな会社に就職しても、辞めてしまったら元も子もないと思いました。かと言って、残業代を支払ってもらえない過酷な労働にはもうコリゴリでした。
子どもの頃に貧しかったため、テレビゲームなどは買ってもらえなかったし、させてもらえませんでした。その反動かテレビゲーム三昧の日々が続きました。自宅アパートにいる時はずっとゲームをしていました。盛り上がってしまうと、眠ることも忘れて気づいたら朝になっていたというのが、しばしばありました。
学生の頃、就職に失敗したらリクルートに登録せよと異口同音に言われていました。リクルートには早速電話をしてアポイントを取ってから、指定日時に訪問をしました。いきなり、適性検査と言うことで、国語と数学の試験(SPI)を受けさせられました。
試験内容は中卒程度で比較的簡単でしたが、知能検査のようにテキパキ答えないと時間が足りなくなることに気づき、途中からピッチを上げて進めていきました。何とか、両試験とも全問マークシートを埋めて終了しました。
当初は、ゲーム三昧の日々を送っている小生に、担当カウンセラーはあまり気乗りしていない様子がわかりました。ところが、SPIの結果を見せてくれたのですが、担当カウンセラーの目の色が変わったのが見て取れました。
ほどなく1社を紹介いただきました。もうその時には、その会社が小生のことをどうしても欲しがっているということを聞きました。まだ、会ってもいないのにどういうことなのかなと考えてしまいました。
面接試験の後に正式な内定を得ました。大学の成績証明書を提出することはなく、以降の会社でもありませんでした。成績証明書が必要なのは、大卒後すぐの会社だけだと気づきました。大学の成績証明書よりもSPIの方が、「会社の要求する知的能力」と相関関係が強いのかもしれないと思いました。
調べてみたら、「複雑なことを整理したり判断したりする能力、新しいことを学んだり持っている知識を応用したりする能力」がわかるとのことです。
リクルートのカウンセラーからは、「テレビゲームはほどほどにしなさい」というような忠告を受けてしまいました。次に行く会社は量販店でした。奇しくも、ブラック企業でやらされた、店頭で店員のふりをして販売させられていた経験が、こんなところで評価されるとは夢にも思いませんでした。
いつもお読みいただきありがとうございます。
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