ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.381 ストレス対処法 コミュニケーション不足

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No.】 381

【ストレッサー】 コミュニケーション不足

【内容】    コミュニケーション不足で、お互いに誤解を生じたまま、モチベーションが下がって退職したことを思い出す

【分類】    B 人間関係

【効果】   ★★★★

【対処法】  現在勤めている会社では、過去のコミュニケーション不足を繰り返さないように反省しつつ再発防止策を講じる

【ストレッサー型】 6 ムカムカ関係誤解型

 

【解説】現在の職場ではあまり感じていないのですが、過去にいた会社の職場では、コミュニケーション不足を感じて、仕事の効率や品質に悪影響が出たり、お互いに誤解を生じたまま、モチベーションが下がって退職に至ってしまったという苦い経験を思い出しました。

 

 コミュニケーション不足による4つの問題がありましたが、対処法については、現在の職場で実施している内容を記載してみました。

 

ミスが起こりやすい職場


 25年ぐらい前にいた会社では、上からの一方通行の伝達のみで、現場にものを言わせぬ風通しの悪い社風でした。一見優秀そうに見える仕事の話しかしない上司の下では、雑談を許さぬ厳しい人なので、気軽に話せない雰囲気がありました。

 

 その結果、確認や質問が困難な雰囲気になりました。ミスが起こりやすい職場となり、ミスが起こっても、報告をすると叱られてしまうので、ミスや問題を隠蔽しやすい状態になりました。その結果として、雑談は仕事をサボっているという考え方は、コミュニケーション不足を助長するだけだと思いました。

 

対処法❶👉上司との月1回の定期的な面談を実施しています。主役はあくまでも自分であり、自分に寄り添った内容にしてもらわないと全く意味がありません。


対処法❷👉相手の様子を見ながら、余裕のありそうな時に、積極的に同僚と雑談を含めて会話を進めることで、お互いに理解を深められるとともに、共通の話題が見つかります。

 

ストレスによる精神的な苦痛


 15年くらい前にいた会社では、何かトラブルが起こると、言った言わないでもめてしまうようなことが頻繁に起こりました。かなり自分勝手な人が数名おり、ハラスメントや嫌がらせも厭わない態度を取る人もおりました

 

 遠慮して何も言えないで我慢を強いられる環境でした。簡単に悩みを相談できる雰囲気ではないので、愚痴や不満の多い人間関係を築くことになってしまいました

 

対処法❶👉ハラスメントの禁止が文書化されており、マウントを取ったり嫌がらせのない働きやすい職場環境を全員が取り組むようになっています。


対処法❷👉会社専属の臨床心理士による面談が定期的に実施されています。

 

コミュニケーションスキルの低下で働きにくい職場環境


 10年くらい前に勤務していた会社では、業務手順書が全くありませんでした。指示がいつも口頭で行われ、記録が残りませんでした。その結果、情報の共有が他の社員たちとはできずに、ノウハウの蓄積ができないということが起こりました。具体的には、ひとりのしたミスが活かされずに、他の人たちも同様なミスをしてしまうようなことが頻繁に起こりました。

 

対処法👉業務手順書をそれぞれの業務で作成し、ミスしやすい箇所は朱記表示して再発防止策として明確にしました。

 

生産性やモチベーションの低下


 7年くらい前にいた会社では、各部署間でお互いに協力して行わなければならないのに、部署の動きがバラバラで、連携がうまく取れていない状況でした。責任の所在が明確でなく、コミュニケーションがうまく取れていないので、仕事が重複して生産性が落ちたり、あるいは、重要な仕事が抜けてしまっていました。

 その結果、他の部署の足を引っ張るようなことが頻繁に起こり、会社全体の進捗状況に遅れが出たりしていました。足を引っ張られた部署の人たちは、モチベーションが下がってしまい、嫌気をさして転職する人もおりました

 

対処法👉関連する各部署が、どのような業務内容を担当しているかを理解して、優先順位を確認しておきます。そして、1日の業務の流れで、忙しい時間帯と比較的手すきな時間帯を把握しておけば、どういう業務依頼をどういうタイミングで行うのが、双方にとってやりやすいのか、事前に理解しておきます。その結果、生産性の向上にもつながり、気持ちが通じ合えるとモチベーションも上がってきます

 

世間話でもできれば、コミュニケーションも広がります。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。