【No.】 651
【ストレッサー】 最初の趣味の悲劇的結末
【内容】 初めての趣味は電車の切符収集で、ある日、母に全部没収されて焼却され、涙が止まらなかったことを思い出す
【分類】 E 身近な出来事
【効果】 ★★★
【対処法】 当時のショックがあまりにも大きすぎて、二度と切符収集をするような気分にはなれないと心の傷に残っていることに気づく
【ストレッサー型】 3 クヨクヨ過去悔恨型
【解説】今までの人生の中で、小生は趣味がたくさんあるので多趣味と言えるのかもしれません。いちいち数えておりませんが、生まれてから趣味といえるモノはたくさんありました。恐らく50種類を超えていると思います。
「趣味を作るのが趣味」と自己紹介していた時期もありました。ところが、ほとんどの趣味は夢中になって集めたり、物事に没頭したりするのですが、目標を達成すると急に飽きてしまい、次の趣味を探すというようなことを繰り返しておりました。そう考えると、小生は余程の暇人なのかもしれません。
さて、小生にとって人生で初めての趣味は何だったのだろうと思い出してみました。小学校1年生の時に、「電車の切符」を集めていたのが最初の趣味だったと記憶しています。当時の電車の切符は今とは違って、「硬券」で文字通り硬くて立派なものでした。
自宅に80枚くらい使用済の鋏が入った切符がありました。いずれも使用済みですべて父のモノでしたが、当時は金銭的な価値が全くなく紙くず同然のモノだったので、小生が喜んで集めているのを、父はさほど気にしないで傍観しておりました。
母方の弟たちも、電車の切符を何枚も持っており、小生が収集しているのを知り、何枚もいただいて、最終的には100枚くらいに増えました。そのコレクションを学校に時々持参して同級生に見せるようなことをしていました。同級生のうちの何人かは、刺激されて切符の収集を始めた人もいました。
そんなある日、「子どもに不正乗車の証拠となるようなモノを持たせて、お宅は子どもにどんな教育をしているのかね?」と母に文句を言っている近所のおじさんがおりました。(当時は会話の内容を理解できませんでしたが、数年後に母から聞きました。)
すると、母は小生の切符コレクションを全部没収して焼却してしまいました。この結末に涙が止まらなかった記憶があります。悲劇的な結末を迎えた切符収集の趣味でしたが、その後、本日に至るまで切符の収集という趣味は、二度とすることはありませんでした。心の傷が未だに残っていることに気づきましたが、「切符収集なんてもう昔のことだ!」と言っている自分がおります。
趣味・嗜好マップ
「No.72 ストレス対処法 ネガティブなグルグル思考」より一部抜粋
ご紹介するのは小生オリジナルの「趣味・嗜好マップ」です。横軸は「個性的度」という指標で左側が弱くて右側が強く、縦軸は「マニア度」という指標で下側が弱くて上側が強いというように並べてあります。あくまでも小生の基準で例として見ていただければ幸いです。
第1象限Collections(集める趣味):高価なものである必要はなく無料のものでもOK
第2象限Making(作る趣味): 図画工作やアイデアなど少しでも創造性があるもの
第3象限My Favorite Things(私のお気に入り):好きなものなら何でもいいです
第4象限Pleasures(楽しむ趣味):うまくなくても自分が楽しければいいです
趣味については、諸説はあるでしょうけれど、4つの領域(象限)にまたがるものは最高だと思います。
例えば、ある俳優さんがお気に入りで(第3象限)、その方の出演する映画やドラマを鑑賞して(第4象限)、その方のグッズを集めて(第1象限)、さらに、その俳優さんに関するテーマで「はてなブログ」に投稿する(第2象限)ということは、まさに趣味の王道というか、グランドスラム的な価値があるのではないかと思っています。
いつもお読みいただきありがとうございます。
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