【No.】 181
【ストレッサー】 私生活での目標設定が困難
【内容】 仕事では目標設定することに慣れているが、私生活で目標を立てようとすると、うまくいかずに困難であると気づく
【分類】 E 身近な出来事
【効果】 ★★★★
【対処法】 「SMARTの法則」を活用することで、目標設定や管理ができれば、達成可能な目標に近づくことで自信がつくし自己理解が深まる
【ストレッサー型】 4 モンモン未来不安型
【解説】 仕事では目標設定することに慣れている人が多いのに、いざ私生活で目標を立てようとすると、なかなかうまくいかずに困難であることに気づきます。
自分の実力に気がつかずに大きな目標を立ててしまい、計画倒れに終わることがしばしばあり、そんな時は気分も落ち込んでしまいます。
うまくいかない目標設定には5つの問題点があると考えられます。
①目標が高すぎる
②目標が抽象的
③他人の協力が必要
④実力が伴っていない
⑤期間が短すぎる
これらの5つの問題点を解消して、目標を立てる時に役に立つ法則があります。5つの英語の頭文字をとって「SMARTの法則」と言います。常に5つの要素を意識して目標設定や管理ができれば、達成可能な目標に近づきます。
❶Specific(具体性のある)目標で、「②目標が抽象的」という問題を解消する
例:Excel操作のスキルアップをしたい👉ExcelのMOSエキスパートの資格を取得する
❷Measurable(計量できる)目標で、数値化することで「④実力が伴っていない」という問題を解消する
例:できるだけ歩くことを心がける👉1日7000歩を目標にする
❸Achievable(達成可能性のある)目標で、「①目標が高すぎる」という問題を解消する
👉理想は理解しつつ自分の実力を知った上で、スモールステップで達成可能性のある目標を立てる
❹Relevant(関連性のある)目標設定理由と達成後の状況を考えることで、例えば自分ひとりだけでなく「③他人の協力が必要」ということに気づき問題を解消する
👉その結果、モチベーションアップにつながる
❺Time-bound(期限のある)目標で、「⑤期間が短すぎる」という問題を解消する
👉期限があれば集中して目標に取り組むことが可能になる
「SMARTの法則」の実施効果として下記の3点があります。
⑴評価がしやすくなる(❶Specific、❷Measurable)
👉実績は誰の目にも分かりやすく可視化される
⑵モチベーションがアップ(❸Achievable、❹Relevant)
👉レベルアップしていることが実感できて満足感が高まる
⑶業務遂行の効率が向上する(❺Time-bound)
👉期限に向かって行動力がアップして全体的に能力が高まる
私生活で個人目標を立てることのメリット
❶時間を有効に使える
目標を達成するための計画を作れば、無駄な労力や不要なタスクを抑えることができるようになり、行動力と能力も高まります。
❷集中できる
自分主導で計画の実行に取り組むことができ、タスクに集中できます。
❸自信につながる
しっかりした計画を立てて思い通りに目標を達成することで自信と満足感につながります。
❹自己理解が深まる
目標達成の成功と失敗を繰り返すことで、成功するパターンを学習して成功を繰り返すことで自己理解が深まります。逆に失敗するパターンを学習することで、次回は失敗を避けるような行動をすることも可能になります。
知人より、「目標があった方が充実した人生が送れるようになるよ」と言われました。 そこで、1週間(Time-bound期限のある)にブログのネタ探しのために(Relevant関連性のある)、本を1冊(Measurable計量できる)読書する(Specific具体性のある)目標を立ててみました。(Achievable達成可能性のある)
皆さんも週間個人目標を立ててみたらいかがでしょうか?
いつもお読みいただきありがとうございます。