ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.351 ストレス対処法 自分が自分ではない感覚

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No.】 351

【ストレッサー】 自分が自分ではない感覚

【内容】    子どもの頃「自分が自分ではない感覚」に襲われることが時々あり、しばらく無気力な状態になったことを思い出す

【分類】    E 身近な出来事

【効果】   ★★★

【対処法】  離人感・現実感消失症の症状に似ており、両親の夫婦喧嘩の後に起きていたことに気づき、大きな謎が解決したような気分になる

【ストレッサー型】 7 生理現象等その他

 

【解説】子どもの頃、特に小学生から中学生の時期に、「自分が自分ではない感覚」に襲われることが時々ありました。特に辛くて悲しいことを体験した時に、そのような感覚が起こっていたような記憶があります。

 

 クラスにも数人、同じような感覚があると、共感を持って話を聞いてくれた人がいたので、あまり気にしませんでした。大人になってから、「自分が自分ではない感覚」になることは、一度もなくて全く忘れておりました

 

 たまたま、昨日に「離人感・現実感消失症」という聞きなれない病気をネットで見つけました。自分の生活を外から観察しているように感じる離人感と、自分が外界から切り離されているように感じる現実感消失が、小生が子どもの頃に感じた「自分が自分ではない感覚」だったかもしれません。

 

 原因としては、幼少時に精神的虐待や身体的虐待を受けたことで、強いストレスを経験した人に発症するそうです。ドメスティックバイオレンスを目撃したり、親に重い精神障害がある場合も該当するそうです。今振り返ると、小生の幼少時の生活環境がこれらの条件に当てはまっていたと思われます。

 

 しかし、一時的な離人感や現実感消失は、約半数の人が生涯のうちに一度以上、強い疲労や生命の危険を及ぼすような出来事などが原因で、自己(離人感)または外界(現実感消失)から切り離されているような感覚を経験するそうです。「自分が自分ではない感覚」に陥っても、それが即病気であるとは言えないということです。

 

 小生の場合は、子どもの頃に頻繁に起こっていました。「自分が自分ではない感覚」に陥ると、数時間何もできなくなることが続くことがありました。具体的には、父が大声で怒鳴り散らし、母が泣き出すと、その後数時間、自分が本当に存在しているのか不安になり、無気力な時間を過ごすということが続きました

 

 離人感・現実感消失症は人口の約2%の人が発症するそうです。体験が現実のものではなく、ただ自分がそう感じているだけであることを、患者自身がしっかり認識をしている点で、精神病性障害とは区別されています。

 

 残念ながら、治療に有効性の認められた薬はないそうです。認知行動療法などの精神療法の有効性が認められる人もいるようです。あるいは、治療しなくても自然に治癒する人もいるそうです。

 

自分が自分でないような感覚でしばらく無気力になりました。

 

 小生の場合は、18歳の時に家出して、父とは別々の人生を歩むことになってからは、「自分が自分ではない感覚」に陥ったことは一度もありません。自然に治ってしまったのか、元々離人感・現実感消失症とは違った症状だったのか、今となっては、はっきりと断定ができません。子どもの頃の不思議な体験を思い出しました。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。