【No.】 851
【ストレッサー】 停留所での罵声
【内容】 ベビーカーの女性がバス乗車に手間取っている間に、バスが3台並んでしまい、3台目の降車客が罵声を浴びせた
【分類】 E 身近な出来事
【効果】 ★★
【対処法】 バス乗車が待たされて自分もイライラしていたが、他の客が怒鳴ったことで自分のイライラ感が吹っ飛んだのは幸いである
【ストレッサー型】 1 イライラ自己過信型
【解説】今回も「自動思考記録表」記載内容を元に解説していきます。太字部分が「自動思考記録表」に記載した内容です。記入の仕方のヒントを残しております。このような手法が世の中に存在すると知っていただければ幸いです。
停留所での罵声
① 状況 (いつのことか?どこにいたか?誰と一緒にいたか?何をしていたか?)
ベビーカーの女性がバス乗車に手間取っている間に、バスが3台並んでしまい、3台目の降車客が、1台目の女性客と運転手に「モタモタするな」と罵声を浴びせた
→ベビーカーをそのまま中扉から乗せることができたのに、その女性客はベビーカーを畳んで前扉から乗ろうとしたので、時間がかかってしまいました。
② 気分(%)(気分を一言で)
驚き(100%)
イライラ(80%)
→「モタモタするな」と怒鳴る声に驚き、バスが並んでしまうほどの時間がかかる乗降者だったため、3台目のバスに乗ろうとした小生はイライラ感を感じていたようです。
③ 自動思考 (その時に頭に浮かんでいたことはなんですか?その時に頭に浮かんでいたイメージや記憶はありましたか?)
ベビーカーをたたんだら、3歳くらいの男の子が出てきて、歩いてバスに乗ったのでベビーカーが不要ではないだろうか?
バス乗車に数分かかったが、待たされた客が大声で怒鳴るのはいかがなものか?
→大声で怒鳴っている人を見たら、誰もが驚くとともに、怒鳴っている人に警戒心を抱いてしまいます。
④ 根拠 (事実を確かめて客観的に考える「そう考える理由(証拠)は?自動思考を裏づける根拠となる事実を書く(相手の心を読むような勝手な思い込みや事実の解釈は避ける)
ベビーカーごとバスに乗る客を何度も見ているが、子供をベビーカーから出すのとベビーカーをたたむのに時間がかかってしまい、後続のバスが2台も待機状態になってしまった
→一連の動作で2~3分ほどかかっており、ベビーカーごと乗せていれば1分はかからなかったと思いました。
⑤ 反証 (自動思考とは矛盾する事実を書き出してください)
ひとりで歩けるとは言え、親のスキを見て勝手に歩いてしまうことを防止してベビーカーに乗せていた可能性がある
→3歳ごろの大きな歩ける男の子を見て、ベビーカーの要らない子どもと認識したが、腕白そうな子どもだったので、安全面を考えてベビーカーに乗せている親心もわかったような気がしました。
⑥ 適応思考 (根拠と反証を “しかし” でつないでみましょう 最悪のシナリオ/最良のシナリオは?)
バス乗車が待たされて自分もイライラしていた部分はあるが、他の客が怒鳴ったことで自分のイライラ感が吹っ飛んだのは幸いと思うことにしよう
→実際に自分が感じていたイライラ感は、他人が発した怒鳴り声で我に返って、すっ飛んだような気がしました。
⑦ 今の気分(%)
驚き(100%→80%)
イライラ(80%→40%)
→3歳前後の子どもを持つ親の気持ちがわかったような気がし、怒鳴るのはいかがなものかと冷めた自分の気持ちに気づくことができました。

【参考】 ストレスマネージメント(再掲)
人生にストレスはつきものです。ストレス反応によって心や身体はさまざまな反応を起こしますが、うまく対処できないと身体に何らかの症状が生じ、仕事や生活での活動に悪影響を及ぼします。そのためには、自分のストレスについてよく理解して、適切な解消法を実施するストレスマネージメントによって、ストレスと上手につきあうことができるようになります。
そのポイントとなってくるのが、ストレス解消法(ストレスコーピング)になります。ストレス解消法を上手に使っていけば、ストレスマネージメントの良いツールとなり、ストレス解消だけでなく、ストレスを克服することによる体験で自分を成長させていくこともできるようになります。
そのためにも、できるだけ数多くの有効なストレス解消法を身につけておくのが有効な方法です。ストレス解消法のレパートリーが増えれば、幅広い人生のストレスに柔軟に対処でき、乗り越えていけるのではないでしょうか? ストレス解消法を実践した時は、効果があったかどうかを記録して点数化して、点数がいい成功例は自分のレパートリーとして増やしていけばよろしいかと思います。
本ブログで紹介しているストレス解消法の前提となる問題は、小生の自動思考によって発生し、その不快な気分を楽にする適応思考を見つけております。自動思考に関しては、十人十色でその人によってさまざまな思考があり得ます。小生のモデルケースと同じように考えられる方ならば、そのまま取り入れてもよろしいかと思いますが、自分とは違うなと思われた場合は、ご自分の自動思考と適応思考を考えて、ぜひとも修正してご利用いただければ幸いです。
いつもお読みいただきありがとうございます。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/kokoro/dl/03.pdf
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