ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.103 ストレス対処法 車掌のまねごとをする人

当ブログは広告を利用しています

No.】 103

【ストレッサー】 車掌のまねごとをする人

【内容】    若い男性がバスの中扉に立ち、車掌のまねごとをして、停留所の案内や降車客への挨拶を始めてしまう

【分類】    E 身近な出来事

【効果】   ★★

【対処法】  降車客への挨拶で会釈する乗客もいるし、思わず笑ってしまうセリフもあり、コメディアンのリハーサルと考えてみる。

【ストレッサー型】 1 イライラ自己過信型

【解説】  今回も「自動思考記録表」記載内容を元に解説していきます。青字部分が「自動思考記録表」に記載した内容です。記入の仕方のヒントを残しております

 

① 状況 (いつのことか?どこにいたか?誰と一緒にいたか?何をしていたか?)    
若い男性がバスの中扉に立ち、車掌のまねごとをして、停留所の案内や降車客への挨拶を始めてしまった。しかし、誰かが殴ったようで「私を殴った人はまだ捕まっていない」とか言い出した


👉電車でもバスでも時々、車掌のまねごとを始める乗客の方がいらっしゃいます。子どもたちが見て、いいことだと思って真似をしだしたら大変という目線で見ていました。多分、小生が小学生低学年の頃だったらやっていたかもしれないし、同級生でやっている人が実際にいました。

 

② 気分(%)(気分を一言で)
困惑(100%)
驚き(100%)


👉突然の出来事だったので、小生も含めて周囲の人たちも驚くとともに、声が大きいのでうるさいと困惑していました。

 

③ 自動思考 (その時に頭に浮かんでいたことはなんですか?その時に頭に浮かんでいたイメージや記憶はありましたか?)
車掌のまねごとが始まってしまった。 「私を殴った人はまだ捕まっていない」とは、うるさいと思った人が彼を殴ってしまったのかな?


👉こういう人は時々いますね。うるさいし聞かされる人の気持ちや迷惑を全然わかっていないのかなと思ってしまいます。

 

④ 根拠 (事実を確かめて客観的に考える「そう考える理由(証拠)は?自動思考を裏づける根拠となる事実を書く(相手の心を読むような勝手な思い込みや事実の解釈は避ける)
車掌のまねごとは誰も彼に頼んでいない


👉バスの運転手も困惑している顔がバックミラー越しに映りましたが、特に注意することもなく、バスの運行は続きました。


⑤ 反証 (自動思考とは矛盾する事実を書き出してください)
降車客へのお礼の挨拶に関しては害はない


👉降車客に対して乗車へのお礼を言ったことで、会釈して降りていく乗客も何人かいました。当初は「困った乗客がいるもんだな、うるさいので運転手が何とかしてほしい」と思ったが、もしかして迷惑に思っているのは小生だけかもしれないという思考が沸き起こりました。

 

⑥ 適応思考 (根拠と反証を “しかし” でつないでみましょう 最悪のシナリオ/最良のシナリオは?)
降車客への挨拶で会釈している乗客もいるし、セリフを聞いて思わず笑ってしまったこともあり、コメディアンのリハーサルだと思うことにしよう。

 

👉「私を殴った人はまだ捕まっていない」というセリフには思わず吹き出してしまいました。

 

⑦ 今の気分(%)    
困惑(100%→70%)
驚き(100%→70%)


👉車掌のまねごとが始まってから、小生が降車する停留所まで10分くらいのできごとということもあり、うるさいと思っていた時間が比較的に短かった点でダメージは少なかったです。


 ただ、同様なことは将来にも起こりうることで、その時はどう対処したらいいのか一抹の不安は残ったままです。電車の中で同様なことが起こると、近くに座っていた若い女性が怖がって座席を移動する姿を何度も目撃をしています。強面の男性だったら距離を取るのがいいのかなと思いました。

 

毎度ご乗車いただきましてありがとうございます。次は〇〇、〇〇です。

【参考】 ストレスマネージメント(再掲)


 人生にストレスはつきものです。ストレス反応によって心や身体はさまざまな反応を起こしますが、うまく対処できないと身体に何らかの症状が生じ、仕事や生活での活動に悪影響を及ぼします。そのためには、自分のストレスについてよく理解して、適切な解消法を実施するストレスマネージメントによって、ストレスと上手につきあうことができるようになります。


 そのポイントとなってくるのが、ストレス解消法(ストレスコーピング)になります。ストレス解消法を上手に使っていけば、ストレスマネージメントの良いツールとなり、ストレス解消だけでなく、ストレスを克服することによる体験で自分を成長させていくこともできるようになります。


 そのためにも、できるだけ数多くの有効なストレス解消法を身につけておくのが有効な方法です。ストレス解消法のレパートリーが増えれば、幅広い人生のストレスに柔軟に対処でき、乗り越えていけるのではないでしょうか? ストレス解消法を実践した時は、効果があったかどうかを記録して点数化して、点数がいい成功例は自分のレパートリーとして増やしていけばよろしいかと思います。


 本ブログで紹介しているストレス解消法の前提となる問題は、小生の自動思考によって発生し、その不快な気分を楽にする適応思考を見つけております。自動思考に関しては、十人十色でその人によってさまざまな思考があり得ます。小生のモデルケースと同じように考えられる方ならば、そのまま取り入れてもよろしいかと思いますが、自分とは違うなと思われた場合は、ご自分の自動思考と適応思考を考えて、ぜひとも修正してご利用いただければ幸いです。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。