【No.】 310
【ストレッサー】 前の会社の自慢話をする人
【内容】 中途社員が前の会社と比較して現在の会社をけなしたり、前の会社の自慢話をしたりして困った行動をしている
【分類】 B 人間関係
【効果】 ★★★
【対処法】 人間関係がある程度できている中途社員の人には、「前の会社の自慢話ばかりすると嫌われてしまいますよ」と教えてあげる
【ストレッサー型】 6 ムカムカ関係誤解型
【解説】 小生は数社の会社を渡り歩いているため、2社目からは中途社員ということになります。大勢の中途社員を今まで見てきましたが、下記の4種類の行動をしたら、まずいことになると思っております。会社は組織で動いており、集団行動が求められています。人間関係をうまく築けなければ嫌われて孤立化してしまいます。そうなると、信用されないので重要な仕事を与えられずに、居心地の悪い状態になりかねないことになります。
❶前の会社と比較してけなす
新たに転職した会社と前の会社を比べたくなるのは誰にでも起こることだと思います、一番してはいけないことは、会社の劣っていることを指摘してけなすような発言です。たとえば、「前の会社では違うやり方をやっていたので効率がよかった。」とか「このやり方は間違っています。」などと偉そうに言ってしまうと、新たな職場の人をバカにしてマウントを取ったような印象が残ってしまいます。みんなプライドを持って働いています。そんな人たちに対して、他社からやってきた人にいきなり批判されても、けっして気分がいいものではありません。
❷前の会社の自慢話
前の会社での自慢話は、ついつい口に出してしまいたくなるものですが、聞かされる人の不愉快になる気持ちを考えると、慎んだ方がいいと思います。右や左がわからない状態で入社するので、成果が出せずに不安になる気持ちも理解できます。そうなると、前の会社の自慢をしたくなりますが、会社の同僚にとっては全く関係ないことです。
❸前の会社の自分の地位や人脈をひけらかす
前の会社の自分の地位や人脈の話も聞かされる方は、けっして気持ちのいいものではありません。小生が過去にいた会社では、仕事とは全然関係ない、有名な野球選手と連絡を取り合って仲がよいことを自慢する人がいました。知り合いの野球選手はホームランバッターですごいかもしれませんが、あなたはいったい何なの?「虎の威を借る狐」と見られてしまうことになりかねません。
❹自分の経歴をアピールする
転職をした直後に職場で、自分が過去に勤めていた有名会社の名前を出したり、有名大学名を出して自分の経歴をアピールをする人がいますが、かえってイメージダウンになります。ひどい人になると、「前の有名会社から戻ってきて欲しいとか言われてる」とか、「いつでも帰ってきてもかまわないから」とか言い出します。思わず「前の職場に戻ればいい」と突っ込みたくなりますが、戻れないから転職してきたのが本音かもしれません。
このような4種類のいずれかの態度を示す中途社員を見て、小生はある程度人間関係ができている人には、「前の会社の自慢話ばかりすると嫌われてしまいますよ」と教えてあげています。感謝されて言動を慎んでいただける人もおりますが、修正できずに自慢話を繰り返す人もおります。後者の人たちは残念ながら、会社を去ってしまっています。
いつもお読みいただきありがとうございます。
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