【No.】 367
【ストレッサー】 年末年始休暇の帰京に批判
【内容】 12月の4週間は休みなく働かされ、年末年始休暇に帰京しようとすると、帰るなと批判されてキレそうになる
【分類】 D 仕事
【効果】 ★★
【対処法】 そのまま怒りたい気持ちを何とか抑え、借金を全額返済するまでは我慢しなければいけないと自分に言い聞かせる
【ストレッサー型】 6 ムカムカ関係誤解型
【解説】大学4年生のスタート時には、定期預金が70万円あったのですが、英会話教室に通ったり、大学の授業料や生活費などでお金を使ってしまいました。奨学金総額170万円の借金が重くのしかかる、社会人としてのスタートになりました。
さらに、新しく配属された勤務地で自動車学校に通うことになり、10万円程10回に分けての給料天引きがあり、ゴルフ道具一式購入約15万円で10回分割ローンを組まされ、借金が膨れ上がってしまいました。今振り返ると、借金を背負わせて簡単に会社を辞めさせない手法だったのかなと思いました。確かに、借金のために辞めることができませんでした。
8月の盆休み明けに、彼女と10日間いっしょにアパートで暮らしたことが終わり、相変わらずしんどい日常に戻りました。ふだんの平日は11時まで、時間を測るようにタダ働きで残業させられておりました。さらに月末の締め日には、日付が変わって午前1時まで残っておりました。売上が目標達成できないと、いろいろと悪知恵を働かせて、みんなで架空売上を計上していました。(小生は見習いで予算は持たされていませんでした)
10月には予告なく、彼女が10日間ほどやってきました。その頃、自動車学校の教習も一通り終わり、公認でなかったために、警察運転免許センターで仮免許の試験がありました。有給休暇を取得して、試験会場に彼女をいっしょに連れて行きました。
彼女はスタンドから、小生の仮免許試験の様子を見学ができました。何とか彼女の前でいいところを見せたいとは思わなかったのですが、緊張してS字カーブ(クランクだったかも?)で脱輪したり、停止線オーバーをしてしまい、試験に落ちてしまいました。その後、仮免許試験は3度目で合格し、路上試験は1発で合格して、免許取得ができたのは11月でした。
運転免許が取得できた後、すぐに小生に社用車が与えられました。新車の軽トラで、荷台に自社製品を載せられる仕様になっていました。ボンネットがなくて運転が簡単でしたが、事故を起こしたら大変なことになると心配していました。
12月の勤務状態はひどかったです。4週間は全く休みがなく働かされました。平日は11時まで働かされました。店舗にとっては一番の書き入れ時で、土日は欠かさずに量販店の店頭に立って、店員のふりをして自社製品の販売をさせられました。お客さんの立場で考えると、まさかメーカーの人が自社製品を勧めているとは全く思わない訳で、今だったら問題になるような行為だったと思います。
年末年始休暇は1週間ほどありました。小生が帰京するにあたり、「俺たちは仕事をするのに、おまえは何で帰るんだ?」と露骨に批判してくる者が隣の課にいました。『こっちだって、好き好んでここで働いているんじゃない!』と心の叫びがありました。借金を背負わされて必死に堪えている自分がいました。
本能のまま辞めてしまったら、借金の全額返済を求められるのはわかっていたので、返済の終わる5月までは我慢しなければいけないと自分に言い聞かせていました。(つづく)
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