【No.】 250
【ストレッサー】 メロンが嫌いだった過去
【内容】 メロンが大嫌いという母の影響で、食べさせてもらえなかったことが原因でメロン嫌いだった過去をふと思い出す
【分類】 E 身近な出来事
【効果】 ★★★
【対処法】 学生の時に知り合った女性が、メロンが大好物で美味しそうに食べている姿を見ていると、食べられるようになった自分に気づく
【ストレッサー型】 7 生理現象等その他
【解説】 子どもの頃は、メロンを食べることができませんでした。母が大嫌いでメロンを食べることがなく、子どもたちにも食べさせませんでした。小学校4年生の時、親戚の家に遊びに行った時、メロンを出されましたが、一口食べただけで、美味しいとは思わずに、それ以上は食べれませんでした。以降、大人になるまでは、メロンを口にすることはありませんでした。
それが、大学4年生の時にメロンを食べることができるようになったのです。社会人だった女性とお付き合いすることになり、彼女はメロンが大好物だったのです。小生もメロンを食べるように促されて、最初は抵抗があったのですが、あまりにも彼女が美味しそうに食べている姿を見ていたら、いつの間にかメロンを食べることができるようになりました。
余談ですが、その彼女とケンタッキーのお店に入りました。生まれて初めてフライドチキンを食べました。育ちが貧しかったので、こんなに美味しいものが世の中にあったんだと思い、一生忘れられない味となりました。
小生があまりにも喜んでフライドチキンを食べている姿を見て、気を利かせてくれたのか5個もお土産に持たせてくれました。
帰宅してから、母、弟、祖母、叔父の4人もケンタッキーフライドチキンを生まれて初めて食べたようで、みんなで「美味しい、美味しい!!」と言いながら食べている姿が今も目に浮かんできます。
ところで、今から5年程前の話になりますが、母の入居する老人ホームを訪問した時、ちょうど昼食時でした。ついでなので、母の食事の介助をしました。デザートに母の嫌いなメロンが1切れ出ていました。思わず、「メロンです!!」と、医療ドラマのセリフが出かかったのですが、あえて止めました。
メロンを見た母の反応を見ながら、「これ美味しそうだね!!」と声を掛けながら、一口分スプーンで母の口の中に入れました。「美味しいでしょう!?」と言いながら、次々とメロンを母の口に入れました。嫌いなはずだったメロンをすべて平らげてしまったのです。
そばで見ていた弟の複雑な胸中が透けて見えました。母の影響で、弟は未だにメロンが食べられないでいるのです。それが、あれだけメロンが大嫌いだった母が、目の前で美味しそうに食べている姿に相当な違和感を覚えたはずです。小生もビックリしました。食べ物の好き嫌いっていったい何なのだろう?と考えさせられました。
いつもお読みいただきありがとうございます。
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