【No.】 702
【ストレッサー】 日々の些細で不快な出来事
【内容】 日常の中で起こる小さなイライラや不満などが溜まってしまい、何だか疲れてしまっていることに気づく
【分類】 E 身近な出来事
【効果】 ★★★
【対処法】 ストレスの原因となっているストレッサーを把握して、対処するストレスコーピングをいろいろと考えて試してみる。
【ストレッサー型】 5 ヘトヘト疲労困憊型
【解説】ストレスとなる出来事を分類すると、下記の3つになります。
①カタストロフィ
自然災害や人災、経済的な危機など、大規模な大惨事のことである。
②ライフイベント
結婚、離婚、親族の死、退職や転職といった大きな人生の変化である。
③デイリーハッスル
日常の些細な出来事が引き起こすストレスで、蓄積されて放置すると大きなストレスになる可能性がある。
日常的な些細な不快なストレスも重要ということで、本「ストレス解消法のブログ」で取り扱っているストレスの大半は、デイリーハッスルと思われるものが登場しています。デイリーハッスルの影響としては、大きなストレスが長期間続くと、抑うつ状態や対人関係の過敏性、身体的な健康問題に影響を及ぼす可能性があります。
ストレッサーとは、ストレスの原因となるさまざまな刺激のことです。外界からの刺激に対する反応をストレスといいます。ストレスの元になるストレッサーに対処することをストレスコーピング(対処法)といいます。
そこで、ストレスを緩和するにはストレッサーの把握が必要となります。デイリーハッスルのストレッサーには次の4種類があるとされています。
①物理的ストレッサー...温度、湿度、音、光、混雑などの環境刺激で、これらが適切な環境でない場合、人にとってストレスの原因となり、健康被害が出ることになります。
②化学的ストレッサー...空気環境や薬品などの環境刺激で、例えば、人が目の前で煙草を吸っていると、非喫煙者にとって大きなストレスの原因になります。
③心理社会的ストレッサー...人間関係や仕事や日常生活における問題などで発生する刺激で、時間や課題に追われて焦りや抑うつ、あるいは不安や緊張、怒りなどを感じるようなこともあります。
④生物的ストレッサー...病原菌などによる病気の他に、不眠、目の疲れ、腰痛、高血圧などの体調不良をもたらす刺激です。
本ブログでは、気分や感情を主体にした下記分類を採用しています。同じストレッサー型であれば、他のケースでも流用できるストレスコーピングである可能性があります。中には分類に迷うものもありますが、小生の主観で分類しました。
気分感情面でのストレッサー型の分類
1 イライラ自己過信型...イライラ、怒りなど
2 オドオド自信喪失型...落ち込み、抑うつなど
3 クヨクヨ過去悔恨型...クヨクヨ、後悔、罪悪感など
4 モンモン未来不安型...不安、緊張など
6 ムカムカ関係誤解型...ムカつき、恐怖、孤独感、疎外感など
7 生理現象等その他...腰痛、肩こり、こむら返り、便秘など
ストレス反応とは、強いストレッサーや、長時間ストレッサーの刺激を受けた場合に生じる生体反応のことを言います。ストレス反応としての症状は個人差があり、同じストレッサーにあっても、全ての人が同じ症状や反応を示すという訳ではありません。
いつもお読みいただきありがとうございます。
|