【No.】 145
【ストレッサー】 人生の重大な岐路での迷い
【内容】 人生を左右するような場面で、どのような道を選択したらいいのか迷って悩んでしまう
【分類】 E 身近な出来事
【効果】 ★★★★
【対処法】 子どもの頃の原点であるスポットに行き、ノスタルジー気分に浸りながら今の自分を見つめて、何をしたらいいのか考えてみる
【ストレッサー型】 4 モンモン未来不安型
【解説】 人生の岐路については、人によってそれぞれ異なるとは思いますが、社会人になってからは、就職、退職、結婚、マイホーム購入などの場面で、大きな決断をしなければならない時があります。
このような人生を左右するような場面では、どちらの道を選択したらいいか、迷いを感じてしまうことがあります。そして、決めたら決めたで今度は、自分の選択は正しいのだろうかというようなことで悩んでしまいます。そのような時は、小生はノスタルジー気分に浸って考えるというようなことをしています。
いろいろと悩み事がある時に、ノスタルジー気分に浸ると、昔の楽しい思い出に暖かく包まれて、現実の自分から逃避してストレスを解消することができます。さらに、懐かしい子どもの頃のよかった出来事を思い出すことで自己肯定感が高まったり、これからの将来の人生を前向きに考えたりすることができる効果があるそうです。
そもそもノスタルジー気分とは、遠い故郷や過去の時代を懐かしむ気持ちのことを言います。もともとは、異国など故郷から遠く離れている時に、故郷の懐かしさを感じる気持ちのことでしたが、今では幼少時代などの遠い過去を懐かしく思い、失われてしまったものに心惹かれることも含まれて解釈されています。
小生の場合は、大きな迷いが生じた時、小学生時代に戻りたいという感情が伴うことがあるので、卒業した小学校を見にいくことにしています。現在住んでいるところから電車で30分くらい乗った駅から徒歩圏内にあります。
子どもの頃に住んでいた家は現在なくなっており、更地になった後に他人が違う家を建ててしまっております。そんな中で、幼少期のシンボルは何だったのだろうかと考えたら、小学校の校舎が最適でした。多少外壁の色が変わっていますが、3階建ての鉄筋コンクリートの校舎は昔のまま残っています。
実際に、小学校に行って校舎を眺めていると、小学生の頃の自分に戻って、どんな夢を持って育っていったのかを思い出してくるのです。そして、現在の自分を見つめて小学生の自分が何と言ってくれるかを考えてみると、今まで気づかなかった自分を見つけられるかもしれません。
「初心に戻る」とか「初心にかえる」という言葉があります。小学生の頃の自分と現在の自分の二人分の視線で見ることで、選択肢の結論が見えてくることがあります。
皆さんも、自分なりの方法でノスタルジー気分を感じてみるのもいいかもしれません。
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