【No.】 214
【ストレッサー】 答えたくない質問をされる
【内容】 会社の同僚から、回答を避けたいプライベートな質問をされてどのように対応したらいいのか迷ってしまう
【分類】 B 人間関係
【効果】 ★★★★
【対処法】 質問する理由や意図を確認して、とぼけてはぐらかせたり、わからないとか忘れたと答えたり、はっきりと断る選択肢もある
【ストレッサー型】 6 ムカムカ関係誤解型
【解説】 会社の休憩時間に同僚から答えたくない質問をされることがあります。具体的には「どこに住んでいるの?」とか聞かれて、場所を特定されないように「〇〇市内です」と答えて終わればまだいい方です。しつこい人は、さらに「〇〇市内のどこよ?」と突っ込まれ、「▲▲町です」と答えてしまった時は、何か底知れぬ悔しさとともに聞いてきた人へのイラつきを感じてしまいます。
あるいは、家族構成をしつこく聞いた挙句に、「奥さんはどこの会社に勤めているの?」と聞いてくる人もいてうんざりしてしまいます。さらに、「貯金はどのくらい持っているの?」と意図がわからない質問を受けたことがあります。このように回答を避けたいプライベートな質問にはどのように対処したらいいのか考えたことがありました。
答えたくない質問への対処法
❶質問する理由や意図を確認する
他人の財産の金額を聞いてくるような質問は、借金のアテにされてしまうのではないかという不安が湧いてきます。「なぜそんなことを聞くのですか?」と愛想笑いしながら聞き返すことによって、相手は「答えたくないんだ」と普通は察してくれます。
❷とぼけてはぐらかす
ニコニコ笑顔を見せながら、「そんなこと言えないですよぉ」とか、「それはどうですかねぇ」ととぼけたり、はぐらかせたりすれば、場の雰囲気も崩れることなく質問から逃げることができるかもしれません。
❸わからないと答える
自分のことではなく、他人のことを聞かれた時には効果的な方法です。たとえば、「お父さんの職業は?」というような質問については、「仲がいい訳でないんで、詳しくはわからないです」と答えておけば、普通はわからない人にしつこく聞いてこないものです。
❹忘れたと答える
自分のことでも、過去のことに関しては忘れたと答えることによって、普通は思い出してよとは言ってはこないです。たとえば、「お父さまの葬式代どのくらいかかりましたか?」と聞かれたら、「もう5年以上も前のことで何人かで分けて支払っていたので、忘れてしまいましたよ」という感じですかね。
❺曖昧に答える
たとえば、「夫婦仲はうまくいっているの?」という質問に対しては「普通だと思いますよ」というように、「普通」、「中くらい」、「人並」というような単語が役に立つかもしれません。しつこい人でなければ、「普通ってどのくらい?」とは突っ込んでこないと思われます。
❻はっきりと断る
これは最後の手段です。個人情報を根掘り葉掘りと無礼で失礼な質問を頻繁にしてくる人がいますが、本人は失礼な質問をしていると気づいていません。「それは言いたくありません」とはっきり言わないとわかってくれない人もいます。角が立ちやすく人間関係にヒビが入ってしまうリスクもありますが、「答えたくありません」とはっきり言えば、もうそれ以上しつこく聞かれることはないと思われます。
❼同じ質問を相手に返す
これはリスクがあります。相手が「いくら給料もらっているの?」という質問に「あなたはいくら給料もらっていますか?」と同じ質問を返すパターンです。相手が「手取りで〇〇万円もらっているよ」と答えられたら、答えなければいけないような雰囲気になってしまうことが想定されます。ところが、相手によっては得意げに自分語りを始めてそれで終わってしまうようなこともあり、人それぞれだなと思ったこともあります。どうしても答えなければならなくなったら、「世間並の給料ですよ」で済んでしまうことがあります。
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