ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.932 ストレス対処法 ノスタルジーに浸りたい

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No.】 932

【ストレッサー】 ノスタルジーに浸りたい

【内容】    自分の進むべき道に確信が持てず、決断をした後でもこれでよかったのかと自問することがあり、迷っている

【分類】    E 身近な出来事

【効果】   ★★★

【対処法】  卒業した小学校か母の元実家に行き、ノスタルジー気分に浸りながら、当時の自分が現在の自分をどう見ているかを確認してみる

【ストレッサー型】 4 モンモン未来不安型

 

【解説】人生の岐路に立つとき、誰しも迷いを感じるものです。進むべき道に確信が持てず、決断をした後でも「これが正しかったのだろうか」と自問することがあります。そんなとき、小生は昔の記憶に身を浸すことがあります。懐かしい風景に触れることで、今の自分の心が少しずつやわらいでいくのを感じます。小生にはそのような場所として卒業した小学校と母の元実家があります。

 

 ノスタルジーとは、単に過去に浸る行為ではありません。幼い頃の記憶や、若き日の夢は、現在を見つめるための鏡であり、未来へ向かう力にもなると感じています。幼少期の自分が今の小生に何を語りかけるのか――そんな問いを胸に、小生はときどき、小学生時代に通っていた小学校を訪れています。

 

 3階建ての鉄筋校舎は、外壁こそ少し色が変わっていましたが、当時のままそこに佇んでいました。かつて住んでいた家はすでに更地となり、他人の住まいに姿を変えてしまいましたが、小学校の建物だけは、小生の記憶を静かに受け止めてくれる存在です。

Copilotで「卒業した鉄筋コンクリート3階建て小学校校舎を眺めてノスタルジー気分に浸るイラスト」と入力して出てきた画像です。

 また一昨年、母の実家が立ち退きとなりました。その場所を約一年ぶりに訪れた際、更地になっているかもしれないという不安を抱えていました。しかし、古屋はそのまま残っていました。表札はすべて剥がされていましたが、玄関の上には、大学時代に飼っていた栗毛の犬の狂犬病予防接種シールが7枚貼られていたのです。その光景を目にした瞬間、大学時代の自分とあの犬の記憶が一気に蘇りました

 

 その静かな時間のなかで、大学時代の小生は、現在の自分に気づいて微笑みながら何か語りかけているような気がしました。周囲の騒音にかき消されて、その言葉を聞き取ることはできませんでしたが、きっと励ましの言葉だったのだと思います。その瞬間、頭のなかに自然とバーブラ・ストライサンドの「追憶(The Way We Were)」が流れてきました。


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 懐かしい音楽に導かれ、次々と過去の思い出が蘇りました。それらの記憶が、今の小生をそっと包み込んでくれるようでした。ノスタルジーに浸るということは、過去に戻るのではなく、過去と現在を結びつけることで「今を生きる意味」に静かに触れる行為なのだと、小生は思っています。

 

 来月に母の元実家の近くに行く予定があるので、ノスタルジー気分に浸ってみようと考えております。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。