【No.】 150
【ストレッサー】 無表情でボソボソ喋るクセ
【内容】 女性社員に話しかけると、みんな無表情で低音の声でボソボソと話し、周囲にいる女性社員がみんなクスクスと笑う
【分類】 D 仕事
【効果】 ★★★★
【対処法】 自分のモノマネをされているので、少しだけ勇気を出してみんなと笑顔で接し、声もハキハキとしっかり喋るように心がける
【ストレッサー型】 6 ムカムカ関係誤解型
【解説】 いったいいつから?、無表情でボソボソと喋るクセがついてしまったのかは定かではありません。大学生の時に、アルバイト先で指摘を受けて、小生のモノマネをする年上の男性社員がいましたが、その時はあまり気にしませんでした。仕事が終わると、夜はいっしょに飲みに行ったり、その人のアパートに泊まることもあって面倒見のいい方でした。
暗い過去を背負って、学費や生活費を全部自分で稼がなければならない焦燥感がそういう表情をもたらしていたのかもしれません。アルバイトをしていても楽しさを感じていなかったのかなと思いました。今振り返ると、小生が何を考えているのかを表情から読み取れないので、人によったらストレスを感じさせていたのかもしれないなと思います。
社会人になってからも、そういう表情で会話をしていました。自分では全く悪気はなかったのですが、過去に辛い経験をしたことが原因で、その経験がトラウマになって表情を出せなくなってしまった可能性が強いのかなと思います。きっと二度と同じ思いをしたくないという防衛本能のようなものです。
しかし、転機がやってきたのは2社目の会社での出来事でした。いつの日からかは定かではありません。どういう訳か、女性社員に話しかけると、みんな表情が無表情で、低音の声でボソボソと小生に話してくるのでした。すると、周囲にいる女性社員がみんなクスクスと笑うのでした。このようなことが各部署で起こり、女性社員が10人くらいで小生のモノマネを始めたのでした。
さすがにこの出来事には弱りました。いろいろと考えた挙句に、自宅にいる時には鏡を見ながら笑顔を作る練習をし、もう少し口角を上げた方がいいかもと意識をしました。それからは、少しだけ勇気を出してみんなと笑顔で接し、声もハキハキとしっかり喋るように心がけるようになりました。
そうすることで、自然と感情表現が豊かになり、そのうちに、小生のモノマネをしていた女性社員とは、それまで以上に親しく会話ができるようになりました。きっと、不愛想で冷たい感じという印象がなくなったのでしょう。本来は明るく楽しいことが好きな性分なので、気持ちが通じあえるようになったのだと思います。その後、誰も無表情で、低音の声でボソボソと小生のモノマネをする人がいなくなりました。
もし、小生のモノマネをする女性社員がいなかったら、今も無表情でボソボソ喋っている自分がいるのかもしれないと思うことがあります。そう考えると、いい出会いと経験があったのかなと思っております。ただ、今の時代では、このような他人のモノマネを集団で本人の前ですることは許されなくなってしまったのかもしれません。
いつもお読みいただきありがとうございます。