【No.】 300
【ストレッサー】 目標達成で自分を見失う
【内容】 目標を達成してしまうと、達成感から次に何をしたらいいのか迷ってしまう
【分類】 E 身近な出来事
【効果】 ★★★★★
【対処法】 目標を達成すると、それで終了となるが、自分にとっての価値を見つけることができれば、価値に沿って行動できるようになる
【ストレッサー型】 4 モンモン未来不安型
【解説】 ネガティブな思考に囚われて、現実に起こっているかのような体験をしてしまった場合、第1の方法として「脱フュージョン」、第2の方法として「アクセプタンス(受容)」、そして第3と第4の方法を合体した「マインドフルネス」について書いてきました。
頭の中のスペースの中に何度も何度も、ネガティブな思考がどっぷりと居座ってしまっても、自然といなくなるような簡単な方法を紹介します。第5の方法の「価値の設定」と第6の方法の「価値に沿った行動」です。
価値の設定
目標を達成してしまうと、達成感から次に何をしたらいいのか迷ってしまうことがあります。あるいは、その目標が達成できなければ惨めに思うこともあります。そのような時には、目標の奥にある価値を見つけるといいかもしれません。
価値を決定すれば、いつも価値が存在してなくなることはありません。価値をいつも大切にしていれば、充実感も高くなります。
自分の価値観を明らかにして、人生に方向性を見つけることが大切です。心の中で大切にしているものや、自分にとって最も重要なこと、あるいは、どのような人生を望んでいるのかを考えてみます。
ネガティブ思考に囚われた時も、価値によって動機づけられた行動をすることで、自然とそのネガティブ思考がなくなり、新しい自分に変わることが可能になります。
価値によって導かれた人生は、喜びに溢れるだけでなく、たとえ困難であっても意味のある満足する人生を送ることができます。価値とは目指す方向であり、終わりのないプロセスとなります。
価値は意欲と情熱を引き出してくれ、人生に目的と意味をもたらせてくれます。一方、目標は望んでいる成果であり、達成されると終了となります。
次の4つの分野で自分の価値を実際に探してみるといいかもしれません。
❶人間関係 例:家族愛に満ちた価値
❷仕事 例:同僚たちとのチームワークを育む価値
❸余暇 例:自分の趣味に没頭する価値
❹個人の成長・健康 例:時間があれば歩くことを心がける価値
参考までに小生の例を示します。
❶人間関係:人とは心を通い合って接したい価値
❷仕事:楽しく仕事をする価値
❸余暇:面白く好奇心を持って過ごす価値
❹個人の成長・健康:おかしく笑いながら健康を維持する価値
価値に沿った行動
目標は価値に沿って決定されると、目標を目指している途中でも満足ができるようになります。価値を目的とした人生は、目標達成を目的とした人生よりも満足感が高くなるそうです。価値を目的とすると、目標達成の可能性も高くなります。
しっかりした価値があれば、たとえ気分が憂鬱であっても、価値に沿った行動を起こすことが可能になります。行動は意外と簡単に変えることができるのです。そのためには、自分にとっての価値を見つけて、その価値に沿った行動を取ることで、今までにできなかった行動が可能となるのです。その結果、人生をよりよく変えることができるようになります。
当ブログスタート時に設定した価値および価値に沿った目標を例として示します。
❶価値の決定:おもしろおかしく楽しい価値(人生の共通価値)
ブログにおいては、おもしろい発想をして、おかしく書いて、楽しい構成をする
❷スモールステップの目標設定:昨年12月25日ブログ開設して同31日まで毎日投稿
❸短期目標の設定:翌年(今年)1月31日まで毎日投稿
❹中期目標の設定:4月3日には100回目の投稿
❺長期目標の設定:2023年12月31日まで毎日投稿
この目標設定の奥には、小生の価値「おもしろい発想をして、おかしく書いて、楽しい構成をする」に沿った内容になっております。今までに何度も挫折しそうになりましたが、価値に沿った行動で何とか乗り越えてきました。
いつもお読みいただきありがとうございます。
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