【No.】 148
【ストレッサー】 コミュニケーションが苦手
【内容】 コミュニケーションが苦手な両親に育てられて、成人してから対人コミュニケーションスキルがないことに苦しむ
【分類】 D 仕事
【効果】 ★★★★★
【対処法】 コミュニケーションのノウハウ本をたくさん読んで、コミュニケーションに苦手意識がなくなればそれでよしと考える
【ストレッサー型】 2 オドオド自信喪失型
【解説】 小生の父はとてもコミュニケーションが苦手な人でした。基本的に人の話を聞かず、自分の話ばかりしていました。人の話にはあまり興味がないようで、聞いているふりをして、いつもうわの空のように見えました。そして自分と関連付けて、何でも自分の話に置き換えてしまい自分が主人公というところがありました。
そして、プライドが高くて自分の価値観を他人に押しつけ、おまけに、空気が読めないので、友達がたったひとりしかいませんでした。そのたったひとりの友達の娘さんの晴れの結婚式の仲人を勤めたのですが、ぶち壊してしまい絶交されてしまいました。その後、その友達と仲直りしたのですが、すぐに他界してしまって、それ以降は友達がいなかったように思います。
小生と弟は公立の小中学校だったので、毎年のように担任の先生による家庭訪問がありました。いつも父は逃げてすべて母に押しつけていました。学校における父母面談も含めて1度も参加することはありませんでした。子ども心に、父親としての責任を全く果たしていないと感じました。その割には家庭内では威張り散らしている父親に違和感を覚えました。
母は母でとても内気でおとなしいタイプの女性でした。PTAの会議でも自分から発言をすることがなく、ただ参加しているだけに見えました。先生から意見を求められても、何かちんぷんかんぷんなことを言っていたように思いました。
そのようなコミュニケーションが苦手な両親に育てられて、子どもがまともに育つはずもなく、成人してからも小生は対人コミュニケーションスキルに苦しむことになりました。
社会人になって3年くらい経った頃、飛び込み営業をさせられて商品を1台も売れなかったことから、対人コミュニケーション能力がないことに気づきました。その頃、先輩社員で読書好きな方がいて、ちょうどコミュニケーションとチームワークのノウハウ本を読んでいたので、何冊か借りて読むことにしました。
その後、人事異動でその先輩とは違う部署になりましたが、いろいろと本を紹介いただいたり、書店で自分の目でよさそうな本を購入して、合計で20冊以上の本を読みました。すると、コミュニケーションに対する苦手意識が薄れたのと、仕事が取引先の人と打合せしたり、交渉したりと、コミュニケーションの実践の場になっていたので、自然とコミュニケーション能力がついていったのかもしれません。
ただ、コミュニケーション能力に関しては、奥が大変深くてゴールがありません。ゴールに到着したかと思うと、ゴールがさらに先に動いてしまい、なかなかゴールに到達できません。決してコミュニケーションのエキスパートを目指さない方がよく、ほどほどにして自分でここまでというゴールを設定した方がいいかもしれません。小生はコミュニケーション能力に関しては、苦手意識がなくなるくらいの普通のレベルでいいと思っておりました。
2年くらい前に20代のコミュニケーションが苦手な男性から、「どうしたらコミュニケーション能力がつくでしょうか?」という質問を受けたことがありました。「自分も若い頃、コミュニケーションが苦手ということに気づいて、コミュニケーションの本をたくさん読みました。そしたら、得意とは言えないが苦手ではなくなったと思いますよ。」とアドバイスをしました。
すると、その方の特性にピタリのアドバイスだったようで感謝されてしまいました。読書をして知識を高めるのが得意な勉強家タイプの方でした。コミュニケーションを読書で学べるということに気づかなかったみたいでした。
yuyakekoyakeakatombo.hatenablog.com
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