【No.】 133
【ストレッサー】 憂鬱(ゆううつ)な月曜日の朝
【内容】 月曜日の朝には睡眠不足に加えてどことなく憂鬱な気分になってしまう
【分類】 F 生活リズム
【効果】 ★★★★
【対処法】 休日も朝起きる時刻は平日と同じにするか、朝寝坊は1時間程度にして極力生活リズムを乱さないようにする
【ストレッサー型】 5 ヘトヘト疲労困憊型
【解説】 ブルーマンディ(憂鬱な月曜日)とは、土曜日と日曜日が休みで月曜日から仕事が始まる人に多く見られる現象です。日曜日の夕方頃から休み明けの月曜日の朝にかけて、疲れが抜けずに、睡眠不足や体のだるさを感じ、やる気がまったく起こらないようなことが起こります。そんな状態なので、月曜日の朝に1週間のスタートを切るのかと思うと気分も憂鬱になってしまいます。
そもそも、月曜日の朝に「今日から仕事だな」とか、「仕事は嫌だな」と思いながら出勤している人も多いと思われます。しかし、ブルーマンディは仕事が嫌いとか、怠け者とかの性格や精神面の問題よりも、週末の不規則な生活で体のリズムが乱れてしまったことに原因があるという説が有力なようです。休日と仕事の切り替えがうまくできていないということもあります。
対処法
眠くて辛いブルーマンディにしないためにも、必要なこととして考えてみるといいかもしれません。
❶できるだけ日曜日も平日と同じ時刻に起きるようにする
👉寝坊しても平日起床時刻よりも1時間程度にする
👉2時間以上の寝坊をすると体内時計が乱れ、その日の眠る時刻が後ろにずれてしまい、睡眠不足で体の不調につながる
👉たっぷり寝たい場合は、土曜の夜にその分早く就寝する
❷上手に日曜日の過ごし方を変えてみる
👉軽い運動は心の健康を保つ上でも有効で、昼間に十分な活動をする
👉日中に日光を浴びると、幸せホルモンのセロトニンが活性化されて快適な睡眠が取れるようになる
👉身体を動かすことが気分転換になり、歩数管理をすれば達成感にもつながる
❸昼寝に要注意
👉昼寝は30分以内にして午後3時までに済ませる
👉長時間の昼寝や夕方以降に寝てしまうと、体のだるさを引き起こしたり夜眠れなくなる
❹日曜日はいつもより早く就寝する
👉寝坊をしないで平日と同様に起床したので、早く就寝することで睡眠不足の解消をする
👉あらかじめたっぷり眠ることで、睡眠の先取りによって疲労のないフレッシュな朝を迎えることができる
❺月曜日の午前中は無理をせずにゆっくりスタートする
👉月曜午前中はいきなり仕事をエンジン全開にしないで、ウォームアップしながら徐々にスピードを上げていった方がよさそうです。
いきなり5個全部実施ではなく、できそうなものから生活の中で取り入れていくのがいいかもしれません。
今回は、週末の不規則な生活で体のリズムが乱れてしまったことにブルーマンディの原因があるとして対処法を考えましたが、性格や精神面が原因の場合は別の対処法が必要になると考えられます。
【参考】 月曜日午前は「魔の時間帯」
ストレスは血圧を想像以上に押し上げ、会社に勤めている人が心筋梗塞で亡くなる危険は、月曜日午前が最も高いと言われており、その時間帯を「魔の時間帯」と言うそうです。
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