ストレス解消法のブログ

ストレスの対処法(コーピング)を毎日紹介します。

No.296 ストレス対処法 歩くのが億劫で面倒

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No.】 296

【ストレッサー】 歩くのが億劫で面倒

【内容】    日常生活の中で、歩くという行為は必ずすることだけど、マンネリ化して億劫で面倒に感じてしまう。

【分類】    E 身近な出来事

【効果】   ★★★★

【対処法】  歩くマインドフルネスをして、さまざまな箇所の感覚に気づくことが可能となり、生き生きとした興味深いウォーキングになる

【ストレッサー型】 5 ヘトヘト疲労困憊型

 

【解説】 日常生活の中で、歩くという行為は必ずすることですが、億劫で面倒になりがちです。それをマインドフルネスに取り入れるテクニックを紹介します。足の感覚や身体全体の動きに注意を向けるトレーニンです。

 

 ふだん外を歩く時、スマホを見たり、音楽を聴いたり、あるいは、考え事をしながらということが多いと思われますが、歩くことそのものに意識を集中させる訓練です。

 

 いきなり外でやってしまうと、挙動不審者に見られてしまう恐れがあり、注意が必要かもしれません。最初のうちは、慣れるまで場所は家の中がよろしいかと思います。

 

歩くマインドフルネスの手順

 

部屋の中で両足で立ち、両足の裏の感覚に注意を向ける


👉フローリングと畳とでは足の裏の感覚が違いますので、トレーニング前に移動して実感してみて、その違いを味わってみます。その後、どちらでトレーニングするかを決めます。


自分の重心を意識しながら一歩を踏み出す


👉一歩目を右足にするか左足にするかを悩んで見るのもいいかもしれません。たとえば、一歩目が左足に決まったら、左足のかかとが浮いて足先が曲がって力が入り、宙に浮かせてゆっくりと出して、地に着いた左足の感覚を味わいます。


床についた方の足の感覚を意識する


👉左足が宙に浮かぶと同時に体重が右足の裏に移動します。右足の裏に力が入り、太ももが緊張してきます。バランスが崩れてふらついてしまう感覚もあるかもしれません。


連続してゆっくりと歩行を続ける


👉最初はゆっくり歩くと、自分の注意を最大限に集中でき、さまざまな箇所の感覚に気づくことが可能になります。宇宙飛行士が無重力状態の場所をゆっくりと歩くイメージがいいかもしれません。意識を集中させるためにはよそ見をせずに、前方に視線を向けます。慣れてきたら、歩くスピードを徐々に上げていきます。

 

 そうは言っても、意識が足から離れたり、頭の中に雑念が浮かんだりするのは普通に起こることです。気づいた時に、速やかに歩くことに意識を戻してあげます。自分が今、この瞬間に存在している場所を認識して、一歩一歩に注意を集中して歩くのがコツかもしれません。

 

歩くマインドフルネスは、呼吸法が難しい人でもやりやすいかもしれません。

 

 慣れてくると、ふだんのスピードで「歩くマインドフルネス」ができるようになり、毎日の駅までの退屈になっていた歩行が、日光や風を感じる感覚にも注意を向けることで、生き生きとした興味深いウォーキングになっていきます。さらに、不安や後悔などのストレスも軽減でき、有酸素運動で健康面での改善も期待できます。

 

 その結果、歩くことを楽しめれば、疲れをほとんど感じない落ち着いた日々を味わうことができるようになるかもしれません。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。